幸せを運ぶ水引
2011-10-24 01:04:51先週ですが、若い女性のお客様が二人
来店されました。
なんでも、一人のお客様がまもなく結婚式を控え、
引き出物の品を探しているとのこと。
さらにお話を伺っていると、
なんとそのお客様は、出席者それぞれに
違う品を用意したいとのことで、
お店を回って探されているのです!
”失礼ですけど、披露宴会場はレストランか何かですか?”
”いえ、ちゃんとしたホテルです、、、”
なんと!ホテルなら通常、
引き出物はそのホテルの提携するお店に頼まないと
持ち込みはあまり良い顔はされないし、
ホテルによっては別料金が掛かったりするのでは、、、
しかもセッティングはホテルの方がするので、
ひとりひとり違う品だと、手間もかかるし、、、
↑
このようなことを考えていることが、
絶句していた私の表情から見て取れたようで、
”はい、、、ホテル側からかなり嫌がられています、、、”
とお客様の苦笑い。。。
でも、ステキな話!と思いませんか!
本来贈り物とは、送る相手のことをあれこれ想って選ぶもの。
相手の喜ぶ顔を想像すると、
自分もなんだか幸せな気分になるものです。
結婚式のように人数が多い場合は、
確かにひとりひとりのことなんて
考えてられないかもしれないけれど、
最近は、好みがわかんないから選んで!という趣旨なのか
カタログも多いですよね、、、
ちょっぴり寂しい感じがします。
店内で、出席者リストを片手に
一生懸命考え込んでいる新婦さんの姿が
印象的で本当にステキでした!
そんな出席者に喜んでもらおうという
新婦さんの気持ちを大切にしたく、
私も心を込めてラッピング!
うちのお店では、ラッピングにリボンではなく
水引を使います!
包装紙はあえて”和”の水引にミスマッチな
ロマンチックな花柄や英字新聞を模した柄。
このアンバランスさが面白くて楽しく、
”奇妙”な商品の多い弊店のイメージに
合ってるのではないかと思っています、、、
小物やちょっとしたプレゼントの場合には、
通常の包装紙に水引を添えることで、
対応させていただいてます。
この簡単バージョンでも
出来上がりをみせると、お客様が喜んでくださり
こちらも嬉しくなります!
おめでたい象徴である”水引”が
お客様だけではなく私たちのお店にも
たくさんの幸せを運んでくれているようです。